“ほうかう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
方向25.0%
咆哮25.0%
奉公25.0%
鳳岡25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この東風ひがしかぜいてために、輕氣球けいきゝゆうは、たちま進行しんかう方向ほうかうへんじて、今度こんどは、りく方面ほうめんからなゝめに、海洋かいやうほうへときやられた。
今日けふは二ぐわつの十二にちかぜ方向ほうかうきわめて順當じゆんたうであるから、本日ほんじつ輕氣球けいきゝゆうこのしま出發しゆつぱつすれば、印度洋インドやう大空おほそら横斷わうだんして、きたる十六にちか十七にちには
丁度ちやうど此時このとき一度いちど逃去にげさつたる猛獸まうじうは、ふたゝ其處此處そここゝ森林もりからあらはれてたが、つる/\と空中くうちうに、のぼつて吾等われら姿すがたて、一種いつしゆ異樣ゐやう咆哮ほうかうした。つひに、吾等われら五人ごにん安全あんぜんに、輕氣球けいきゝゆうたつした。
伯父おぢさまいとまつてくだされ、わたし最早もはや奉公ほうかうはよしまするとて取亂とりみだしてきぬ。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
釈雲室しやくうんしつの記する所を見れば、印南がいかなる時に籍を昌平黌に置いたかと云ふことがわかる。祭酒林家は羅山より鵞峰、鳳岡ほうかう、快堂、鳳谷、竜潭、鳳潭の七世にして血脈が絶えた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)