“はぐき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハグキ
語句割合
歯齦59.3%
22.2%
歯茎7.4%
歯朶1.9%
1.9%
葉茎1.9%
齒根1.9%
齒莖1.9%
齒齦1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの女なら請け合って桝新ますしんのおかまを興しますと、小汚こぎたな歯齦はぐきあわめて説き勧めた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「どうしてまた、七年も八年もお帰んなさらないんでしょう。随分だわ。」お作は塩煎餅の、くいついた歯齦はぐきを見せながら笑った。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
私がこんなに丸っこくて、頭脳的にやや酷使の気味で、それで糖尿的でもないし、はぐきも健康だというのは全くうれしい。
私の道伴れは、本を手にとり、真中ごろを開き、表紙を見なおし、彼女の善良な、上気した、はぐきの出る笑を笑った。
シナーニ書店のベンチ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ゆき子は歯茎はぐきつぱくしてかじつたが、林檎は案外柔らかくて、味もまづかつた。富岡も林檎をさくさくと噛つてゐる。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
あの広壮こうそうな建物という建物は一つとして影をとどめず、壁は、歯のぬけた歯茎はぐきのようになっていた。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と独り喜悦よがりの助平づら、老婆は歯朶はぐきき出して、
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
靈は默つてその侮辱をうける他はなかつた…………と思ふと、久米の仙人ははぐきを打たれた鳥のやうに、もんどりうつて小河の河つ縁に落ちて來た。
久米の仙人 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
もと/\加茂の二葉葵には長い葉茎はぐきがくつ附いてゐるのだが、清康はそんな物は無益やくざだといつて摘み切つてしまつた。
胸一杯の悲しみにことばさへ震へ、語り了ると其儘、齒根はぐき喰ひしばりて、と耐ゆる斷腸の思ひ、勇士の愁歎、流石さすがにめゝしからず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
怨みの言葉を言はせも敢へず、老女はまばらなる齒莖はぐきを顯はしてホヽと打笑うちゑ
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
だん/\いてふくれても外側そとがは齒齦はぐきいためるほどこはばつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれはらに一ぱいになるまでには、けた齒齦はぐきんで嚥下のみくだして
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)