“ようけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
養鶏66.7%
葉形11.1%
葉茎11.1%
陽形11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこまでがほんとうなのか、ただ稲川先生はひとり養鶏ようけいをしながら世間ばなれの生活をしていた。彼が世間をはなれたのではなく、世間が彼をよせつけないのだ。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
この属名はオランダの学者で日本の植物をも書いたホッタインのせいを取ったものだ。種名のコルダタは心臓形の意で、その葉形ようけいもとづいて名づけたわけだ。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
くきは直立して、九〇ないし一五〇センチメートルばかりに達し、きずつけると葉ととも白乳液はくにゅうえきが出る。葉は緑色で裏面帯白りめんたいはく葉形ようけい広卵形こうらんけいないし痩卵形そうらんけいとがり、葉縁ようえん細鋸歯さいきょしがある。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
同じ「どこどこ続いだ」の遊戯も、土地によって土筆即ち花茎かけいもって行うところもあれば、また杉菜すぎな即ち葉茎ようけいを以てするところもあった。
まくり手には、鉄の如意にょいかと思う、……しかも握太にぎりぶとにして、たけ一尺ばかりの木棍ぼくこんを、異様に削りまわした——はばかりなく申すことを許さるるならば、髣髴ほうふつとして、陽形ようけいなるを構えている。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)