“葉縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようえん50.0%
はべり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葉は広くて、長葉柄ちょうようへいそなえ、茎に互生ごせいしており、広卵形こうらんけいで三大脈を有して、葉縁ようえん粗鋸歯そきょしがあり、くきともにざらついている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
くきは直立して、九〇ないし一五〇センチメートルばかりに達し、きずつけると葉ととも白乳液はくにゅうえきが出る。葉は緑色で裏面帯白りめんたいはく葉形ようけい広卵形こうらんけいないし痩卵形そうらんけいとがり、葉縁ようえん細鋸歯さいきょしがある。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
枇杷の葉の葉縁はべりにゆるる雨の玉のあな落ちんとす光りて落ちたり
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
枇杷の葉の葉縁はべりにむすぶ雨の玉の一つ一つ揺れて一つ一つ光る
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)