“のりくみにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乗組人66.7%
乘組人33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれらはこの陰気いんきな、国籍こくせきもわからないふねちかくに停泊ていはくしているふねがありましたから、ようすをきこうとそのふねちかづいて、乗組人のりくみにんに、「あのふねはどこのふねらないか。」
カラカラ鳴る海 (新字新仮名) / 小川未明(著)
船のわりにしては多勢たぜい乗組人のりくみにんでありしが、この航海の事については色々お話がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「なんでも乗組人のりくみにんは、かおかくしてばかりしているといいます。」といいました。
カラカラ鳴る海 (新字新仮名) / 小川未明(著)
其處そこ乘組人のりくみにん御勝手ごかつて次第しだい區劃くくわく彈藥だんやく飮料いんれう鑵詰くわんづめ乾肉ほしにく其他そのほか旅行中りよかうちう必要品ひつえうひんたくわへてところで、固定旅櫃こていトランクかたちをなしてる。
ふとまなこつたのは、いまこのふね責任せきにん双肩さうけんになへる船長せんちやうが、卑劣ひれつにも此時このとき舷燈げんとうひかり朦朧もうろうたるほとりより、てんさけび、ける、幾百いくひやく乘組人のりくみにんをば此處ここ見捨みすてゝ
わたくしいまときならぬ輕氣球けいきゝゆうこの印度洋上インドやうじやうみとめ、ことその乘組人のりくみにん一人ひとり櫻木大佐さくらぎたいさ片腕かたうではれた武村兵曹たけむらへいそうであつたのでかんがへると、いま孤島こたう櫻木君さくらぎくん身邊しんぺんには、なに非常ひじやう異變ゐへんおこつて