乗組人のりくみにん)” の例文
旧字:乘組人
かれらはこの陰気いんきな、国籍こくせきもわからないふねちかくに停泊ていはくしているふねがありましたから、ようすをきこうとそのふねちかづいて、乗組人のりくみにんに、「あのふねはどこのふねらないか。」
カラカラ鳴る海 (新字新仮名) / 小川未明(著)
船のわりにしては多勢たぜい乗組人のりくみにんでありしが、この航海の事については色々お話がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「なんでも乗組人のりくみにんは、かおかくしてばかりしているといいます。」といいました。
カラカラ鳴る海 (新字新仮名) / 小川未明(著)