“ちうゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
注意50.0%
中位50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは四面(しめん)の鐵檻(てつおり)の堅牢(けんらう)なる上(うへ)にも堅牢(けんらう)ならん事(こと)を望(のぞ)んで、如何(いか)に力強(ちからつよ)き敵(てき)が襲(おそひ)來(きたつ)ても、决(けつ)して車中(しやちう)の安全(あんぜん)を害(がい)せられぬ爲(ため)の特別(とくべつ)の注意(ちうゐ)である相(さう)な。
だから吾等(われら)が海岸(かいがん)の家(いへ)を出發(しゆつぱつ)する時(とき)も、櫻木大佐(さくらぎたいさ)は繰返(くりかへ)して『砂(すな)すべりの谷(たに)を注意(ちうゐ)せよ。』と言(い)はれたが、吾等(われら)は遂(つひ)に※(あやま)つて、此(この)恐(おそ)る可(べ)き死(し)の谷(たに)へ陷込(おちこ)んだのである。
私(わたくし)も少年(せうねん)も、今猶(いまな)ほ十數日(すうにち)以來(いらい)の疲勞(つかれ)を感(かん)じて居(を)るので、其樣(そんな)に高歩(たかある)きする氣遣(きづかひ)はないが、まして此(この)注意(ちうゐ)があつたので、一層(いつそう)心(こゝろ)を配(くば)り、食後(しよくご)は、日記(につき)を書(か)いたり、少年(せうねん)と二人(ふたり)で
十度(とたび)、これを洗(あら)ひたるものは、生(うま)れし兒(こ) 清秀(せいしう)にして貴(たつと)し。洗(あら)ふこと二三度(にさんど)なるものは、尋常(じんじやう)中位(ちうゐ)の人(ひと)、まるきり洗濯(せんたく)をしないのは、昏愚(こんぐ)、穢濁(あいだく)にして、然(しか)も淫亂(いんらん)だ、と教(をし)へたのである。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)