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しやうじん
語句 | 割合 |
精進 | 78.6% |
生身 | 14.3% |
正眞 | 7.1% |
さうして
始から
取捨も
商量も
容れない
愚なものゝ
一徹一圖を
羨んだ。もしくは
信念に
篤い
善男善女の、
知慧も
忘れ
思議も
浮ばぬ
精進の
程度を
崇高と
仰いだ。
えい、
其は
又、
変つたもんだね。
船と
一所に
焼けたものは、
活きた
人で
無うて、
私先づ
安堵をしたでがすが、
木彫だ、と
聞けば
尚魂消る……
豪え
見事な、
宛然生身のやうだつけの。
取出し相摸殿
率拜見と差付れば御城代
初め町奉行に至る迄
各々再拜し一人々々に
拜見相濟む
是紛もなき
正眞の御
直筆と御短刀なれば一同に
驚き入る是に於て
疑心晴相摸守殿には伊賀亮に
向ひ
斯確なる
御證據の御座ある上は將軍の
御落胤に相違なく
渡らせ給へり此段
早速江戸表へ申
達し
御老中の
返事を