“なまみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナマミ
語句割合
生身97.4%
生刀2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生身なまみに匕首を突刺されて、叫び声一つたてぬ筈がない、これはその時すでに完全に死んでいた証拠さ、それには一寸毒殺以外にない
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
それがほんとうの生身なまみであり、生身からしたたらす粘液がほんとうの苦しみからにじみ出たものである事は、君の詩が証明してゐる。
庄次郎は、取りたての免許皆伝、十分な自信があったし、いちどは実際に、生刀なまみで自分を試してみたい気もあったし、彼の性格がまた、傲慢ごうまんな侍の態度に、ひどく、真っ正直に、いきどおりを感じていた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)