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しもや
ふりがな文庫
“しもや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
下屋
94.1%
霜燒
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下屋
(逆引き)
「皆
下屋
(
しもや
)
のほうへやってしまったのですが、間にあいませんで一部分だけは残っているかもしれません」
源氏物語:02 帚木
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
一六九
下屋
(
しもや
)
の窓の紙にさと赤き光さして、あな
悪
(
にく
)
や、ここにも
貼
(
お
)
しつるよといふ声、深き夜にはいとど
凄
(
すざま
)
しく、
髪
(
かみ
)
も
一七〇
生毛
(
うぶげ
)
もことごとく
聳立
(
そばだ
)
ちて、しばらくは
死
(
し
)
に
入
(
い
)
りたり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
しもや(下屋)の例文をもっと
(16作品)
見る
霜燒
(逆引き)
窓
(
まど
)
から
半身
(
はんしん
)
を
乘
(
の
)
り
出
(
だ
)
してゐた
例
(
れい
)
の
娘
(
むすめ
)
が、あの
霜燒
(
しもや
)
けの
手
(
て
)
をつとのばして、
勢
(
いきほひ
)
よく
左右
(
さいう
)
に
振
(
ふ
)
つたと
思
(
おも
)
ふと、
忽
(
たちま
)
ち
心
(
こころ
)
を
躍
(
をど
)
らすばかり
暖
(
あたたか
)
な
日
(
ひ
)
の
色
(
いろ
)
に
染
(
そ
)
まつてゐる
蜜柑
(
みかん
)
が
凡
(
およ
)
そ
五
(
いつ
)
つ
六
(
むつ
)
つ
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかも
垢
(
あか
)
じみた
萌黄色
(
もえぎいろ
)
の
毛絲
(
けいと
)
の
襟卷
(
えりまき
)
がだらりと
垂
(
た
)
れ
下
(
さが
)
つた
膝
(
ひざ
)
の
上
(
うへ
)
には、
大
(
おほ
)
きな
風呂敷包
(
ふろしきづつ
)
みがあつた。その
又
(
また
)
包
(
つつ
)
みを
抱
(
だ
)
いた
霜燒
(
しもや
)
けの
手
(
て
)
の
中
(
なか
)
には、三
等
(
とう
)
の
赤切符
(
あかぎつぷ
)
が
大事
(
だいじ
)
さうにしつかり
握
(
にぎ
)
られてゐた。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
だから
私
(
わたくし
)
は
腹
(
はら
)
の
底
(
そこ
)
に
依然
(
いぜん
)
として
險
(
けは
)
しい
感情
(
かんじやう
)
を
蓄
(
たくは
)
へながら、あの
霜燒
(
しもや
)
けの
手
(
て
)
が
硝子戸
(
ガラスど
)
を
擡
(
もた
)
げようとして
惡戰苦鬪
(
あくせんくとう
)
する
容子
(
ようす
)
を、まるでそれが
永久
(
えいきう
)
に
成功
(
せいこう
)
しない
事
(
こと
)
でも
祈
(
いの
)
るやうな
冷酷
(
れいこく
)
な
眼
(
め
)
で
眺
(
なが
)
めてゐた。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しもや(霜燒)の例文をもっと
(1作品)
見る
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