“したや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下谷98.0%
下屋2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下谷したやから浅草にかけて町々をって歩きますと、日本で昔から用いているものを、今も作ったり売ったりしているのを見掛けます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
一度燃えたのですから、そのにおいで、消えてからどのくらいったかが知れますと、伺った路順で、下谷したやだが浅草だが推量が付くんです。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
萌黄もえぎ淡紅ときいろしどけないよる調度てうど部屋々々へや/″\にあからさまで、下屋したやはしには、あかきれ翻々ひら/\する。寢轉ねころんだをとこはしらつた圓髷姿まるまげすがたぜんはこ島田髷しまだまげ縁側えんがはを——ちう釣下つりさがつたやうにとほる。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)