“惡戰苦鬪”の読み方と例文
読み方割合
あくせんくとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから私(わたくし)は腹(はら)の底(そこ)に依然(いぜん)として險(けは)しい感情(かんじやう)を蓄(たくは)へながら、あの霜燒(しもや)けの手(て)が硝子戸(ガラスど)を擡(もた)げようとして惡戰苦鬪(あくせんくとう)する容子(ようす)を、まるでそれが永久(えいきう)に成功(せいこう)しない事(こと)でも祈(いの)るやうな冷酷(れいこく)な眼(め)で眺(なが)めてゐた。
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)