“ごけつしん”の漢字の書き方と例文
語句割合
御决心100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今迄いまゝでのおはなしで、きみこのしま漂着へうちやく次第しだいわかつたが、さて此後このゝち如何いかになさる御决心ごけつしんです。』
わきかへるなみだ人事ひとごとにして御不憫おいとしぢやうさま此程このほどよりのおわづらひのもとはとはゞなにゆゑならず柔和おとなしき御生質たちとてくちへとてはたまはぬほどなほさらにいとほしおこゝろ中々なか/\ふやうなものにはあらずこのふみ御覽ごらんぜばおわかりになるべけれど御前おまへさま無情つれなき返事へんじもしあそばされなばのまゝに居給ゐたまふまじき御决心ごけつしんぞと
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
海底戰鬪艇かいていせんとうてい出來上できあがつたうへは、一日いちにちはや日本につぽんかへつたほうがいゝ、それで、なんと、貴方あなたはやつて御决心ごけつしんはありませんか、貴方あなた主任者しゆにんしやとなつて、一生懸命いつしやうけんめいにやるつもりなら
勿論もちろんきみ御决心ごけつしんで、運命うんめいまつたてんまかせて、ふたゝ小端艇せうたんていで、印度洋インドやうなみえて、本國ほんごくへおかへりにならうとつしやれば、仕方しかたがありませんが、わたくしけつして、其樣そん無法むほふことのぞみません