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かけまは
語句 | 割合 |
駈𢌞 | 50.0% |
駈廻 | 12.5% |
欠廻 | 12.5% |
馳𢌞 | 12.5% |
驅廻 | 12.5% |
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近所には、
六歳かに
成る
男の
兒で、
恐怖の
餘り
氣が
狂つて、
八疊二間を、
縱とも
言はず
横とも
言はず、くる/\
駈𢌞つて
留まらないのがあると
聞いた。
初め立戻り皆々
爐の
端へ集まりぬ此時左京は大膳に向ひ貴殿の
御異見に
隨はず
我意に
募て參りしか此雪で往來には
半人の
旅客もなし夫ゆゑ
諸方を
駈廻り漸く一人の
旅人を
つけ
晝夜となく
駈廻り
働く程に夫婦は又なき者と
慈しみける扨も
此餠屋と云は
國主細川家の御買物方の御
用達にて御城下に
隱もなき
加納屋利兵衞とて
巨萬の身代なる大家に數年來
實體に奉公を
取出しこれは
些少ながら御
骨折料なりと差出しければ庄藏は大いに
悦び
委細畏こまり候と
翌日
未明より大坂中を
欠廻り
遂に渡邊橋向ふの
大和屋三郎兵衞の控家こそ然るべしと
借入のことを
來年邊はカフカズへ
出掛けやうぢや
有りませんか、
乘馬で
以てからに
彼方此方を
驅廻りませう。
而してカフカズから
歸つたら、
此度は
結婚の
祝宴でも
擧げるやうになりませう。