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御異見
読み方 | 割合 |
ごいけん | 50.0% |
ごゐけん | 50.0% |
初め立戻り皆々
爐の
端へ集まりぬ此時左京は大膳に向ひ貴殿の
御異見に
隨はず
我意に
募て參りしか此雪で往來には
半人の
旅客もなし夫ゆゑ
諸方を
駈廻り漸く一人の
旅人を
長兵衞は
先々事穩便に世間へ
聞えぬ
中濟す方が宜しからんお常殿もお熊殿も
能御思案有べし
縱令又七殿がお菊に通じたるにもせよお常殿より又七殿に
篤と
御異見有てお菊に
暇を
出せば濟む事
也是を
あんまり
冥利がよくあるまいと
言へば
御親切に
有がたう、
御異見は
承り
置まして
私はどうも
彼んな
奴は
虫が
好かないから、
無き
縁とあきらめて
下さいと
人事のやうにいへば