“御見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょけん70.0%
おみ15.0%
ごけん5.0%
みみ5.0%
ギョケン5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お案じあるなよ、策なきにしもあらず、いずれ帰洛の後、あらためて御見ぎょけんに入ろう。ごへんこそ、ずいぶんお身大事にしておられよ
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
B これは御見おみそれ申しました。そういえば、私も思い出しましたよ。やっぱりこの線でしたね。
指環 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
宿屋のすずりを仮寝の床に、みちの記の端に書き入れて、一寸ちょいと御見ごけんに入れたりしを、正綴ほんとじにした今度の新版、さあさあかわりました双六すごろくと、だませば小児衆こどもしゅも合点せず。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おそなわって相すみませぬ。いずれも様の御見みみに入りかたじけのう存じまする」
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
御見ギョケンニ入ル場所ハ何処イズコ、日ハ何日イツ、時ハ如何ニ。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)