-
トップ
>
-
加納屋
読み方 | 割合 |
かなふや | 75.0% |
かのうや | 25.0% |
それは素姓が知れてをります、小傳馬町の
加納屋に泊つて、
上方と江戸の間を引つきりなしに歩いて居る。
つけ
晝夜となく
駈廻り
働く程に夫婦は又なき者と
慈しみける扨も
此餠屋と云は
國主細川家の御買物方の御
用達にて御城下に
隱もなき
加納屋利兵衞とて
巨萬の身代なる大家に數年來
實體に奉公を
これから
大久手細久手へ掛り、
御嶽伏水といふ処を通りまして、
太田の渡しを渡って、太田の宿の
加納屋という木賃宿に泊ります。