“納屋衆”の読み方と例文
読み方割合
なやしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町を見ますと綾町、絹町、錦町などには、大きな織屋はたやがありますし、高台には、呂宋屋のお城みたいな別室があるし、浜には、納屋衆なやしゅうというお大尽だいじんのやしきや蔵がならんでいます。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
茶屋の本店はさかいにあり、堺の納屋衆なやしゅうの一人であるが、多くは京都に住んで、加茂かもの清流に臨む閑雅な寮で、余生を楽しんでいる閑人かのように表面は見えるが、実は政治の中心地にあって
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)