“御納屋”の読み方と例文
読み方割合
おなや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こっちへ来てはまだ昨今だけれど、京橋の方にはお友達が随分あるようだからね。なにしろ御納屋おなやの人たちには道楽者が多いと云うから」
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
御青物おんあおもの御用所ごようどころ神田かんだ竪大工町たてだいくちょう御納屋おなやに奉公に出ていて、江戸れている上に、丹那小町と呼ばれた美人なので、村の若者が競って恋を寄せたのであったが、ことごとく斥けて
丹那山の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
白魚河岸のおじさんと云うのは黒沼の親類で、姓を吉田といい、白魚の御納屋おなやに勤めている。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)