“加納夏雄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かのうなつお66.7%
かなふなつを33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の彫金の大先生加納夏雄かのうなつおさんが京から江戸へ出た時に草鞋わらじを脱いだ家がこの辻屋ということです。今日でいう美術家とはいろいろ深い縁故のある家であった。
それから、加納夏雄かのうなつお先生、このかたも私などから見ればはるかな年長者。それに石川光明氏。
香取秀真かとりほづま氏の話によると、加納夏雄かなふなつをは生きてゐた時に、百円の月給を取つてゐた由。当時百円の月給取と云へば、勿論人にうらやまれる身分だつたのに相違ない。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)