“かのうや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叶屋71.4%
加納屋14.3%
叶家14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ、叶屋かのうやの二階で田之助を呼んだ時、その男衆にやった一包の祝儀があったら、あのいじらしい娘につまの揃ったのが着せられましょうものなぞと、愚痴も出ます。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これから大久手おおくて細久手ほそくてへ掛り、御嶽おんたけ伏水ふしみといふ処を通りまして、太田おおたの渡しを渡って、太田の宿の加納屋かのうやという木賃宿に泊ります。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
人は悪くはないのだが、結局おつるがいるのでおつるに頼ってしまうというところらしい。——おつるは十二の年叶家かのうやという置屋へ養女分として入った。
扇野 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)