トップ
>
若竹
>
わかたけ
ふりがな文庫
“
若竹
(
わかたけ
)” の例文
「大阪のことでござった。声のいい、
浄瑠璃
(
じょうるり
)
語りのおなごがありました。
若竹
(
わかたけ
)
といってな、人はみな、
竹女
(
たけめ
)
と呼んだ」
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それは、
若竹
(
わかたけ
)
が、あちこちの
空
(
そら
)
に、かぼそく、ういういしい
緑色
(
みどりいろ
)
の
芽
(
め
)
をのばしている
初夏
(
しょか
)
のひるで、
松林
(
まつばやし
)
では
松蝉
(
まつぜみ
)
が、ジイジイジイイと
鳴
(
な
)
いていました。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
彼
(
かれ
)
は、
独
(
ひと
)
り
言
(
ごと
)
をしながら、
注意深
(
ちゅういぶか
)
く、
細
(
ほそ
)
い
竹
(
たけ
)
に
小刀
(
こがたな
)
で
穴
(
あな
)
をあけていたのです。しかし、
若竹
(
わかたけ
)
で
柔
(
やわ
)
らかくて、うまく
思
(
おも
)
うようにいかなかったのです。
庭
(
にわ
)
のすみに、
寒竹
(
かんちく
)
が
生
(
は
)
えていました。
へちまの水
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
若竹
(
わかたけ
)
のあさきみどりに山ざくら
淡淡
(
あはあは
)
と咲きて
添
(
そ
)
ひ
樹
(
た
)
てるかも
桜
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
夏の夜の「
若竹
(
わかたけ
)
」の
銀襖
(
ぎんぶすま
)
のごとく青白き
瓦斯
(
がす
)
に光る。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
藏
(
か
)
くし
孃
(
じよう
)
さまにも
嘸
(
さ
)
ぞお
喜
(
よろこ
)
び
我身
(
わがみ
)
とても
其通
(
そのとほ
)
りなり
御返事
(
おへんじ
)
屹度
(
きつと
)
まちますと
云
(
い
)
えば
點頭
(
うなづき
)
ながら
立出
(
たちいづ
)
る
廻
(
まは
)
り
椽
(
ゑん
)
のきばの
橘
(
たちばな
)
そでに
薫
(
かを
)
りて
何時
(
いつし
)
か
月
(
つき
)
に
中垣
(
なかがき
)
のほとり
吹
(
ふき
)
のぼる
若竹
(
わかたけ
)
の
葉風
(
はかぜ
)
さら/\として
初
(
はつ
)
ほとゝぎす
待
(
まつ
)
べき
夜
(
よ
)
なりとやを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
細い緑の
若竹
(
わかたけ
)
のやうに。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“若竹”の解説
若竹(わかたけ)は、東京都江東区東陽で円楽一門会が経営・使用していた寄席である。
(出典:Wikipedia)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
“若”で始まる語句
若
若者
若衆
若干
若狭
若人
若旦那
若葉
若木
若僧