“わかたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
若竹77.8%
若建11.1%
若筍11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、若竹わかたけが、あちこちのそらに、かぼそく、ういういしい緑色みどりいろをのばしている初夏しょかのひるで、松林まつばやしでは松蝉まつぜみが、ジイジイジイイといていました。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
大長谷の若建わかたけの命長谷はつせ朝倉あさくらの宮にましまして、天の下治らしめしき。天皇、大日下の王が妹、若日下部の王にひましき。
天皇、大長谷の若建わかたけの天皇の御子、春日の大郎女に娶ひて、生みませる御子、高木の郎女、次にたからの郎女、次に久須毘くすびの郎女、次に手白髮たしらがの郎女、次に小長谷をはつせ若雀わかさざきの命、次に眞若まわかの王。
六時半に夫は散歩から帰って来、七時に二人で食事をした。若筍わかたけの吸い物、蚕豆の塩うで、きぬさやと高野豆腐こうやどうふき合せ、———昨日錦で買って来た材料を婆やが料理したのである。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)