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牌
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パイ
ふりがな文庫
“
牌
(
パイ
)” の例文
そう云えば帆村は、星尾の
牌
(
パイ
)
がよく見えるところから、そればかりに気をとめて、其の行動には余り注意をしていなかった。
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その中、道子の
自摸
(
ツモ
)
の番となった。彼女は十四枚の
牌
(
パイ
)
を全部立てたまま並べて居たが、暫く考えて居た結果、いきなり
七索
(
チーソオ
)
を一枚すてて来た。
彼が殺したか
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
實際
(
じつさい
)
、
運
(
うん
)
のつかない
時
(
とき
)
と
來
(
き
)
たらこれほど
憂欝
(
いううつ
)
な
遊
(
あそ
)
びはないし、
逆
(
ぎやく
)
に
運
(
うん
)
の
波
(
なみ
)
に
乘
(
の
)
つて
天衣無縫
(
てんいむほう
)
に
牌
(
パイ
)
の
扱
(
あつか
)
へる
時
(
とき
)
ほど
麻雀
(
マージヤン
)
に
快
(
こゝろよ
)
い
陶醉
(
たうすゐ
)
を
感
(
かん
)
じる
時
(
とき
)
はない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
ウンウン
真鍮張
(
しんちゅうば
)
りのトランクの中に麻雀八
筥
(
はこ
)
か……
牌
(
パイ
)
の中味は全部
刳抜
(
くりぬ
)
いて綿ぐるみの宝石か……古い手だな……。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ただ彼は中山の赤い大きな鼻を、よごれた
紅中
(
ホンチュン
)
の
牌
(
パイ
)
みたいな印象の風貌を思い浮べるだけであった。
黄色い日日
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
▼ もっと見る
折々「チー」や「ポン」の懸声があちこちに起り、またガチャガチャと
牌
(
パイ
)
をかきまわす異国情調的な音が聴えて来ました。
赤耀館事件の真相
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
言
(
い
)
はば
勝
(
か
)
ちたいといふためのその
執拗
(
しつえう
)
な
努力
(
どりよく
)
、
勿論
(
もちろん
)
外
(
ほか
)
の
牌
(
パイ
)
を
使
(
つか
)
ふことにでもなれば
何
(
なん
)
の
役
(
やく
)
に
立
(
た
)
たう
筈
(
はず
)
もないのに、そんな
骨折
(
ほねを
)
りをするといふ
根氣
(
こんき
)
よさ、
陰澁
(
いんじふ
)
さ
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
……この頃は
蘇州
(
そしゅう
)
へ行って自分で指図をして日本人向きに彫らせる。……上海のはいけないのかい。フウン。彫りは派手だけれども
牌
(
パイ
)
の出来は蘇州の方がいい……フウン。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
卓子を離れるときに、あたりを見廻すと、どの卓子もすでに客は帰ったあとで、白い真四角の
布
(
クロース
)
の上に
彩
(
いろどり
)
さまざまの
牌
(
パイ
)
が、いぎたなく散らばっていた。
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
乏
(
とぼ
)
しい
明
(
あか
)
るさの
中
(
なか
)
でもこの
木目
(
もくめ
)
はこの
牌
(
パイ
)
とすぐ
分
(
わか
)
るやうに
努力
(
どりよく
)
するのだと
言
(
い
)
ふ。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
ハラムは、そうした気持ちの妾を又も軽々と抱き上げて、ノッシノッシと歩きながら、
室
(
へや
)
の真中に在る
紫檀
(
したん
)
の
麻雀
(
マージャン
)
台の前に来た。それは
牌
(
パイ
)
なんか一度も並べた事のない、妾達の食卓になっていた。
ココナットの実
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そして
上家
(
シャンチャ
)
の捨て牌をとって来て自分の
牌
(
パイ
)
二枚と共に曝すわけだが、このとき
上家
(
シャンチャ
)
の捨て牌をとらずして、既に
河
(
ホウ
)
に前から捨てられてある牌をとって
順子
(
ジュンツ
)
をつくる。
麻雀インチキ物語
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
まず最も多いインチキは、何といっても、
故意
(
こい
)
にまちがった
牌
(
パイ
)
を持ちながら
和
(
あが
)
ってしまうことである。その和りは、極めて得点がすくないのを通例とし、多くは
二十二
(
アルシーアル
)
、又は
二十四
(
アルシースー
)
である。
麻雀インチキ物語
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
牌
漢検準1級
部首:⽚
13画
“牌”を含む語句
骨牌
招牌
花骨牌
位牌
賞牌
位牌堂
花牌
銅牌
聴牌
摸牌
麻雀牌
三元牌
東単牌楼
前門牌
牌票
持牌
骨牌占
商牌
小牌
紙牌
...