トップ
>
無法
>
むはふ
ふりがな文庫
“
無法
(
むはふ
)” の例文
小児
(
せうに
)
の如くタワイなく、
意気地
(
いくぢ
)
なく、
湾白
(
わんぱく
)
で、ダヾをこねて、
遊
(
あそ
)
び
好
(
ずき
)
で、
無法
(
むはふ
)
で、
歿分暁
(
わからずや
)
で、
或時
(
あるとき
)
はお
山
(
やま
)
の
大将
(
たいしやう
)
となりて
空威張
(
からゐばり
)
をし
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
殺したなどとは
無法
(
むはふ
)
な
云掛
(
いひかけ
)
然樣の覺えは更になし實に汝ぢは
見下果
(
みさげはて
)
たる奴なり
公儀
(
おかみ
)
の前をも
憚
(
はゞか
)
らず有事
無事
(
ないこと
)
を
饒舌
(
しやべ
)
り立
己
(
おの
)
がことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
無法
(
むはふ
)
に
水夫等
(
すゐふら
)
を
叱付
(
しかりつ
)
けて
居
(
を
)
つた
人相
(
にんさう
)
の
惡
(
わる
)
い
船長
(
せんちやう
)
の
帽子
(
ぼうし
)
を、
其
(
その
)
鳶糸
(
たこいと
)
で
跳飛
(
はねと
)
ばしたので、
船長
(
せんちやう
)
は
元來
(
ぐわんらい
)
非常
(
ひじやう
)
に
小八釜
(
こやかま
)
しい
男
(
をとこ
)
、
眞赤
(
まつか
)
になつて
此方
(
こなた
)
に
向直
(
むきなほ
)
つたが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ト
向直
(
むきなほ
)
つて、
元二
(
げんじ
)
の
顏
(
かほ
)
をじろりと
見
(
み
)
るやうにして
招
(
まね
)
き、と
云
(
い
)
ふ
形
(
かたち
)
で
蹲
(
しやが
)
んだが、
何故
(
なぜ
)
か
無法
(
むはふ
)
に
憎
(
にく
)
かつた。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あなたは
憐
(
あは
)
れみを知らない、あなたがどんなに私を押し込んだか、どんなに
無法
(
むはふ
)
に亂暴に私を赤いお
部屋
(
へや
)
に押し込んで
錠
(
じやう
)
を下したか、私は死ぬ日まで忘れませんわ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
わが
輩
(
はい
)
の
名
(
な
)
は
伊東忠太
(
いとうちうた
)
であつて、
忠太伊東
(
ちうたいとう
)
ではない。
苗字
(
めうじ
)
と
名
(
な
)
とを
連接
(
れんせつ
)
した
伊東忠太
(
いとうちうた
)
といふ一つの
固有名
(
こいうめい
)
を二つに
切斷
(
せつだん
)
して、これを
逆列
(
ぎやくれつ
)
するといふ
無法
(
むはふ
)
なことはない
筈
(
はず
)
である。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
開きたりソレ
彼
(
あ
)
の瀧ホラ向ふの岩奇絶妙絶と云ふうちには四五
反
(
たん
)
は馳せ過る馬車の
無法
(
むはふ
)
飛
(
とば
)
せ下は藍なす深き淵かたへは削りなせる絶壁やうやくに車輪をのするだけの
崕道
(
がけみち
)
を容赦も
酙酌
(
しんしやく
)
もなく鞭を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
「好いね、のんきが可いね。」とおふくろは、上づツた聲で、
無法
(
むはふ
)
に
悦
(
うれ
)
しがり、「一日でも可いから何うかして其様なことにしたいもんだ………何と謂われても管はない、私はのんきになりたいね。」
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
咄
(
はな
)
すべしと云に
女房
(
にようばう
)
お政は
夫
(
をつと
)
の歸りしを見て是は
好所
(
よきところ
)
へ御歸りなり今久兵衞さんが來られて餘り
無法
(
むはふ
)
な事を
言懸
(
いひかけ
)
らるゝにより思はず大きな聲を出せしなり
其譯
(
そのわけ
)
は
一昨日
(
をとゝひ
)
良人
(
あなた
)
が
質物
(
しちもつ
)
の日延を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“無法”で始まる語句
無法者
無法漢