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引
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ひく
ふりがな文庫
“
引
(
ひく
)” の例文
感歓
(
かんくわん
)
極
(
き
)
まりて涙に
咽
(
むせ
)
ばれしもあるべし、人を
押分
(
おしわ
)
くるやうにして
辛
(
から
)
く車を
向島
(
むかふじま
)
までやりしが、
長命寺
(
ちやうめいじ
)
より四五
間
(
けん
)
の
此方
(
こなた
)
にて
早
(
は
)
や
進
(
すゝむ
)
も
引
(
ひく
)
もならず
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
先生
(
しぇんしぇい
)
此処
(
こゝ
)
は天神前で、
私
(
わし
)
はお
前
(
めえ
)
さんと喧嘩する事は、
斯
(
こ
)
うなったからは私は
引
(
ひく
)
に引かれぬから、お前さん方三人に
掛
(
かゝ
)
られた其の時は是非が
無
(
ね
)
え事じゃが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
引
(
ひく
)
而已
(
のみ
)
か
飛石
(
とびいし
)
に迄
血
(
ち
)
の付居たるはいかなることぞと
問
(
とは
)
るゝに傳吉
答
(
こた
)
へて其夜
畑村
(
はたむら
)
へ參り河原にて物に
跌
(
つまづ
)
きしが
眞暗
(
まつくら
)
にて何か
分
(
わか
)
りませぬゆゑ早々立歸り
翌朝
(
よくてう
)
裾
(
すそ
)
に血がつき居たるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
火脉
(
くわみやく
)
の
気息
(
いき
)
に
人間
(
にんげん
)
日用
(
にちよう
)
の
陽火
(
ほんのひ
)
を
加
(
くはふ
)
ればもえて
焔
(
ほのほ
)
をなす、これを
陰火
(
いんくわ
)
といひ
寒火
(
かんくわ
)
といふ。寒火を
引
(
ひく
)
に
筧
(
かけひ
)
の
筒
(
つゝ
)
の
焦
(
こげ
)
ざるは、火脉の気いまだ陽火をうけて火とならざる
気息
(
いき
)
ばかりなるゆゑ也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
霧にふね
引
(
ひく
)
人は
跛
(
ちんば
)
か 野水
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
引
(
ひく
)
機會
(
はずみ
)
に兩手の
指
(
ゆび
)
は
破羅々々
(
ばら/\
)
と落て流るゝ
血雫
(
ちしづく
)
に
畔
(
あぜ
)
の千草の
韓紅
(
からくれなゐ
)
折から見ゆる人影に刄を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“引”の解説
引(いん、yǐn)は中国の伝統的な長さの単位である。1丈の10倍にあたる。実際の長さは時代によって異なる。
『漢書』律暦志に「度者、分・寸・尺・丈・引也。……十分為寸、十寸為尺、十尺為丈、十丈為引。」と見える。
1929年に市制が定められたときには「引」も定義されており、100尺 = 100/3メートル(約33.3m)であった。しかしあまり使われることはなく、中華人民共和国の市制では定義されていない。
(出典:Wikipedia)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“引”を含む語句
引掛
引剥
誘引
引返
引退
引被
引込
引張
引立
引裂
股引
引懸
引廻
引籠
引越
引取
引傾
承引
引摺
引掴
...