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弁解
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べんかい
ふりがな文庫
“
弁解
(
べんかい
)” の例文
旧字:
辯解
しかしこういう内省はしても、その内省にとらわれて、彼に会うことを
逡巡
(
しゅんじゅん
)
したり卑屈な
弁解
(
べんかい
)
を考えてみたりする信長ではなかった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
僕
(
ぼく
)
、よく
植
(
う
)
えたら、つくような
気
(
き
)
がするし、
枯
(
か
)
らすのはかわいそうと
思
(
おも
)
ったんだよ。」と、
賢吉
(
けんきち
)
は、
弁解
(
べんかい
)
しました。
僕のかきの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
話
(
はなし
)
は
段々
(
だん/\
)
進
(
すゝ
)
んだ。
私
(
わたし
)
の
詰問
(
きつもん
)
に
対
(
たい
)
して、
妻
(
つま
)
は一と
通
(
とほり
)
の
弁解
(
べんかい
)
をしてから、
其
(
それ
)
は
恋
(
こひ
)
と
云
(
い
)
ふほどでは
無
(
なか
)
つたと
説明
(
せつめい
)
する。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
左
(
さ
)
れば瘠我慢の一主義は
固
(
もと
)
より人の私情に
出
(
いず
)
ることにして、
冷淡
(
れいたん
)
なる数理より論ずるときはほとんど
児戯
(
じぎ
)
に等しといわるるも
弁解
(
べんかい
)
に
辞
(
じ
)
なきがごとくなれども、世界古今の実際において
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
すこしでも刀を抜いているところを見付けられでもしようものなら、
弁解
(
べんかい
)
も何も取り上げられずに、そのまま
平河口
(
ひらかわぐち
)
から
網乗物
(
あみのりもの
)
に
抛
(
ほう
)
り込まれて屋敷へ追い返されることになっているのだ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
アンは、そういって
弁解
(
べんかい
)
したのち、いろいろと、
仏
(
フォー
)
の
機嫌
(
きげん
)
をとった。
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
駄目
(
だめ
)
だ、いくら
弁解
(
べんかい
)
しても。」
死後
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
先生
(
せんせい
)
、
教室
(
きょうしつ
)
で
遊
(
あそ
)
んでいたのでないのです。
帰
(
かえ
)
りに
持
(
も
)
って
帰
(
かえ
)
ろうと
置
(
お
)
きにきたのです。」と、
小田
(
おだ
)
が、
弁解
(
べんかい
)
しました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「わたしは、ほかのことを
考
(
かんが
)
えていたのよ、あの
三味線
(
しゃみせん
)
の
音
(
ね
)
も、
唄
(
うた
)
も、
耳
(
みみ
)
に
入
(
い
)
れてはいやあしなかったわ。」と
弁解
(
べんかい
)
して、さっさと
立
(
た
)
ち
去
(
さ
)
ってしまいました。
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このとき、
子供
(
こども
)
は、なんといって
弁解
(
べんかい
)
をしても、
彼
(
かれ
)
らはききいれませんでした。そして、つづけざまにに
子供
(
こども
)
をなぐりつけました。これを
見
(
み
)
た
若者
(
わかもの
)
は、あまりのことに
思
(
おも
)
って
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、
半分
(
はんぶん
)
は、いつわりなく、
心
(
こころ
)
のうちをいって、
弁解
(
べんかい
)
するように
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“弁解”の解説
弁解
(出典:Wikipedia)
弁
常用漢字
小5
部首:⼶
5画
解
常用漢字
小5
部首:⾓
13画
“弁”で始まる語句
弁
弁疏
弁当
弁慶
弁駁
弁護
弁別
弁財天
弁償
弁天