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年中
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ねんぢう
其の
晩一
年中の
臟腑の
砂拂だといふ
冬至の
蒟蒻を
皆で
喰べた。お
品は
喰の
日は
明日からでも
起きられるやうに
思つて
居た。
その
上あんたなんかは
御丁寧に
年が
年中、
足首に
重い
鐵鎖まで
篏められてるんだ
商ひ候由申ければ權三助十
否々と
云ながら
傍邊より進み出で勘太郎渡世と申ては外に之なく
年中博奕のみ致居候間
怪敷存じ
店中に差置ては家主の爲に
成まじくと思ひ
泥工の
棟梁權九郎と申者を
歸りたいだらう。
生ぬるい、
青んぶくれのやうな
人間どもが、
年中指先でも、
眼の
中でも
算盤を
彈いて、
下卑たことばかり
考へてゐるこの
土地に、まことの
人間らしい
人間はとても
居られないね。
相互に
踉蹌けながら
踊とも
何ともつかぬ
剽輕な
手足の
動かしやうをして、
蓄へて
置いた一
年中の
笑を一
時に
吐き
出したかと
思ふ
程の
聲を
放つて
止めどもなくどよめいた。
そのためにどうでせう、
妾や
子ども
等は
年が
年中、
食ふや
食はずなんです。
神樣、なんとか
仰つてくれませんか。どうしてあなたはあんな
酒の
造り
方なんか
人間にお
教えになつたんです。
“年中”の意味
《名詞》
年中(ねんちゅう、ねんじゅう)
一年の間。
(ねんじゅう)(副詞的)終始。たえず。
(ねんちゅう)幼稚園などで、上から二番目の学年。
(出典:Wiktionary)