トップ
>
商賈
>
しやうこ
ふりがな文庫
“
商賈
(
しやうこ
)” の例文
原註。「イル、カワリエル、セルヱンテ」又「チチスベオ」、今侍奉紳士と
翻
(
ほん
)
す。此俗
本
(
も
)
とジエノワ府
商賈
(
しやうこ
)
より出づ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
外交の事漸く
緒
(
しよ
)
に就くに至れり、各国の
商賈
(
しやうこ
)
は各開港塲に来りて珍奇実用の器物をひさげり、チヨンマゲは頑固といふ新熟語の
愚弄
(
ぐろう
)
するところとなれり
明治文学管見:(日本文学史骨)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
これが岡崎の殷富を致した基だと云ふ。忠茂の血と倶に忠茂の経済思想を承けた忠行が、曾て引水の策を献じ、
終
(
つひ
)
に
商賈
(
しやうこ
)
となつたのは、
繇
(
よ
)
つて来る所があると謂つて好からう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
此
(
こ
)
の
兒
(
じ
)
、
最
(
もつとも
)
少
(
いとけ
)
なしと
雖
(
いへど
)
も、
後
(
のち
)
に
自
(
おのづ
)
から
設得
(
まうけえ
)
んと。
果
(
はた
)
せる
哉
(
かな
)
、
長
(
ひとと
)
なりて
荊州
(
けいしう
)
の
刺史
(
しし
)
となるや、
潛
(
ひそか
)
に
海船
(
かいせん
)
を
操
(
あやつ
)
り、
海
(
うみ
)
を
行
(
ゆ
)
く
商賈
(
しやうこ
)
の
財寶
(
ざいはう
)
を
追剥
(
おひはぎ
)
して、
富
(
とみ
)
を
致
(
いた
)
すこと
算
(
さん
)
なし。
後
(
のち
)
に
衞尉
(
ゑいゐ
)
に
拜
(
はい
)
す。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
長を山崎某と云ひ、仲を鈴木某と云つて、師岡氏は
其
(
その
)
季
(
き
)
であつた。三人は同腹の子で、皆
伯父
(
をぢ
)
に御家人の株を買つて貰つた。それは
商賈
(
しやうこ
)
であつた伯父の産業の衰へた日の事であつた。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
驛路
(
えきろ
)
の
馬
(
うま
)
の
鈴
(
すゞ
)
の
音
(
おと
)
、しやんと
來
(
く
)
る
道筋
(
みちすぢ
)
ながら、
時世
(
ときよ
)
といひ、
大晦日
(
おほみそか
)
、
道中
(
だうちう
)
寂
(
ひつそ
)
りとして、
兩側
(
りやうがは
)
に
廂
(
ひさし
)
を
並
(
なら
)
ぶる
商賈
(
しやうこ
)
の
家
(
いへ
)
、
薪
(
まき
)
を
揃
(
そろ
)
へて
根占
(
ねじめ
)
にしたる、
門松
(
かどまつ
)
を
早
(
は
)
や
建
(
た
)
て
連
(
つら
)
ねて、
歳
(
とし
)
の
神
(
かみ
)
を
送
(
おく
)
るといふ
城の石垣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
商
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
賈
漢検1級
部首:⾙
13画
“商”で始まる語句
商人
商
商売
商家
商賣
商業
商買
商店
商船
商法