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別居
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べつきよ
ふりがな文庫
“
別居
(
べつきよ
)” の例文
昨
(
さく
)
年の
初夏
(
しよか
)
兩親
(
れうしん
)
の家から
別居
(
べつきよ
)
して、赤
坂區
(
さかく
)
新町に家を持ち、
馴染
(
なじみ
)
のその
球突塲
(
たまつきば
)
が
遠
(
とほ
)
くなるとともにまた
殆
(
ほとん
)
どやめたやうな
形
(
かたち
)
になつた。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
いつしか
恭助
(
けうすけ
)
ぬしが
耳
(
みゝ
)
に
入
(
い
)
れば、
安
(
やす
)
からぬ
事
(
こと
)
に
胸
(
むね
)
さわがれぬ、
家
(
いゑ
)
つきならずは
施
(
ほどこ
)
すべき
道
(
みち
)
もあれども、
浮世
(
うきよ
)
の
聞
(
きこ
)
え、これを
別居
(
べつきよ
)
と
引離
(
ひきはな
)
つこと、
如何
(
いか
)
にもしのびぬ
思
(
おも
)
ひあり
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
彼
(
かれ
)
は
勘次
(
かんじ
)
から
幾
(
いく
)
らかづゝの
米
(
こめ
)
や
麥
(
むぎ
)
を
分
(
わ
)
けさせて
別居
(
べつきよ
)
した
當座
(
たうざ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
手
(
て
)
で
煮焚
(
にたき
)
をした。それが
却
(
かへつ
)
て
氣藥
(
きらく
)
でさうして
少
(
すこ
)
しづゝは
彼
(
かれ
)
の
舌
(
した
)
に
佳味
(
うま
)
く
感
(
かん
)
ずる
程度
(
ていど
)
の
物
(
もの
)
を
求
(
もと
)
めて
來
(
く
)
ることが
出來
(
でき
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
今
(
いま
)
はと
思
(
おも
)
ひ
斷
(
た
)
ちて四
月
(
ぐわつ
)
のはじめつ
方
(
かた
)
、
浮世
(
うきよ
)
は
花
(
はな
)
に
春
(
はる
)
の
雨
(
あめ
)
ふる
夜
(
よ
)
、
別居
(
べつきよ
)
の
旨
(
むね
)
をいひ
渡
(
わた
)
しぬ。
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“別居”の意味
《名詞》
別 居(べっきょ)
普段一緒に暮らす家族が別々の所にわかれて暮らすこと。
(出典:Wiktionary)
“別居”の解説
別居(べっきょ)とは、夫婦や親子などの家族が別々に住んでいる状態。反意語は同居。夫婦や親子が家族関係を維持しつつも、別々の住居に居住する場合全般に対して用いる。夫婦の一方が仕事の都合で配偶者や子供とは別の住居で生活すること(単身赴任)。または子供が自宅から通学できない学校へ進学し、親元から離れて生活することも当てはまる(一人暮らし)。
(出典:Wikipedia)
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“別”で始まる語句
別
別嬪
別離
別荘
別墅
別棟
別段
別懇
別々
別人