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凋
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しほ
ふりがな文庫
“
凋
(
しほ
)” の例文
段々御やつれなされてと常にも似ず
凋
(
しほ
)
るゝに、それは/\知ぬ事とて御見舞もせなむだがさぞまあ
旦那樣
(
だんなさま
)
は御心配、御可哀想に早く御全快おさせもふし
度
(
たい
)
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
頭
(
かしら
)
の家は大屋さんで御座りますからとて
凋
(
しほ
)
れるをすかして、さらば
門口
(
かどぐち
)
まで送つて
遣
(
や
)
る、叱からるるやうの事は
為
(
せ
)
ぬわとて連れらるるに
四隣
(
あたり
)
の人胸を撫でてはるかに見送れば
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
頭
(
かしら
)
の
家
(
うち
)
は
大屋
(
おほや
)
さんで
御座
(
ござ
)
りますからとて
凋
(
しほ
)
れるをすかして、さらば
門口
(
かどぐち
)
まで
送
(
おく
)
つて
遣
(
や
)
る、
叱
(
し
)
からるゝやうの
事
(
こと
)
は
爲
(
せ
)
ぬわとて
連
(
つ
)
れらるゝに
四隣
(
あたり
)
の
人
(
ひと
)
胸
(
むね
)
を
撫
(
な
)
でゝはるかに
見送
(
みおく
)
れば
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
組
(
く
)
む
腕
(
うで
)
の
思案
(
しあん
)
にも
能
(
あた
)
はず、
凋
(
しほ
)
れかへる
甚之助
(
じんのすけ
)
が
人目
(
ひとめ
)
に
遠慮
(
ゑんりよ
)
なきを
浦
(
うら
)
やみて、
心
(
こヽろ
)
空
(
そら
)
になれど
土
(
つち
)
を
掃
(
は
)
く
身
(
み
)
に
箒木
(
はヽき
)
の
面倒
(
めんだう
)
さ、
此身
(
このみ
)
に
成
(
な
)
りしも
誰
(
た
)
れ
故
(
ゆゑ
)
かは、つれなき
令孃
(
ひめ
)
が
振舞
(
ふるまひ
)
其理由
(
そのわけ
)
も
探
(
さ
)
ぐれず
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
先
(
さき
)
へ
車
(
くるま
)
で
歸
(
かへ
)
りますと
力
(
ちから
)
なさゝうに
凋
(
しほ
)
れて
言
(
い
)
へは、
夫
(
そ
)
れはと
與
(
よし
)
四
郎
(
らう
)
案
(
あん
)
じ
始
(
はじ
)
めて、
一人
(
ひとり
)
では
何
(
なに
)
も
面白
(
おもしろ
)
くは
無
(
な
)
い、
又來
(
またく
)
るとして
今日
(
けふ
)
は
廢
(
や
)
めにせうと
美尾
(
みを
)
がいふまゝ
優
(
やさ
)
しう
同意
(
どうい
)
して
呉
(
く
)
れる
嬉
(
うれ
)
しさも
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
凋
漢検準1級
部首:⼎
10画
“凋”を含む語句
凋落
凋衰
凋零
一少艾衣類凋損
凋傷
凋弊
凋滅
凋然
凋萎
凋落期
凋謝
咲凋
萎靡凋落
衰凋