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何日
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いつか
ふりがな文庫
“
何日
(
いつか
)” の例文
ですから
何日
(
いつか
)
の何時頃、
此処
(
ここ
)
で見たから、もう一度見たいといっても、そうは
行
(
ゆ
)
かぬ。川の
流
(
ながれ
)
は同じでも、今のは
前刻
(
さっき
)
の水ではない。
一寸怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「どうしてここにいるのか、僕にもよくわからないのです。なんだか永いあいだ
睡
(
ねむ
)
っていたような気がしますが、きょうは
何日
(
いつか
)
なんですか」
暗黒星
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
この男の口からみのるは
何日
(
いつか
)
の自分の作を選した
眞實
(
ほんたう
)
のもう一人を知つた。それは簑村といふ新らしい作家であつた。
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
それは
何時
(
いつ
)
何日
(
いつか
)
に出陳の品に賞が附いて、その賞牌の授与式があるのだということです。しかし、師匠、私なども、賞が附くというようなことを一向知らぬ。
幕末維新懐古談:25 初めて博覧会の開かれた当時のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
空は何時しか晴れぬ、陰暦の
何日
(
いつか
)
なるらん半ば欠けたる月、
槻
(
けやき
)
の巨木、花咲きたらん如き白き
梢
(
こずゑ
)
に
懸
(
かゝ
)
りて、
顧
(
かへり
)
み勝ちに行く梅子の影を積れる雪の上に見せぬ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
立てると云えば立てるような
身上
(
しんじょう
)
だから立てると答えた。するとまた十日ほどしていつ
何日
(
いつか
)
の船で馬関から乗るが、好いかと云う手紙が来た。それも、ちゃんと心得た。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
なかなか消えもやらで身に添ふ幻を形見にして、又
何日
(
いつか
)
は必ずと
念懸
(
おもひか
)
けつつ、雨にも風にも君が無事を祈りて、心は
毫
(
つゆ
)
も昔に
渝
(
かは
)
らねど、君が恨を重ぬる宮はここに在り。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
何日
(
いつか
)
のように出さないって言っていらしたくせに、とうとう島までおやりなすった——。
みずうみ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
何時
(
いつ
)
何日
(
いつか
)
頃舞子へおつまといふ婆がお附き申して、御養生にいらツしつた、それはそれはお前よりはよツぽど美しい奥様の、お救ひを戴いたといふ事をね。きつと忘れないで話すんだよ。
磯馴松
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
烟
(
けふ
)
りを
吹
(
ふ
)
いて
耳
(
みゝ
)
を
立
(
た
)
つれば
折
(
をり
)
から
此室
(
こゝ
)
の
軒
(
のき
)
ばに
移
(
うつ
)
りて
妻戀
(
つまご
)
ひありく
猫
(
ねこ
)
の
聲
(
こゑ
)
、あれは
玉
(
たま
)
では
有
(
あ
)
るまいか、まあ
此霜夜
(
このしもよ
)
に
屋根傳
(
やねづた
)
ひ、
何日
(
いつか
)
のやうな
風
(
かぜ
)
ひきに
成
(
な
)
りて
苦
(
く
)
るしさうな
咽
(
のど
)
をするので
有
(
あ
)
らう
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
生活の事も思はずに、斯うして藝術に遊ばう遊ばうとする女の心持が、又
何日
(
いつか
)
のやうに憎まれだした。
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
寒い日の朝、雨の降ってる時、私の小さな時分、
何日
(
いつか
)
でしたっけ、窓から顔を出して見ていました。
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すると女は始めて女らしい表情を
面
(
おもて
)
に
湛
(
たた
)
えて、
縋
(
すが
)
りつくように父をとめた。そうしていつ
何日
(
いつか
)
どこで○○が自分を見たのかと聞いた。父は例の有楽座の事を包み
蔵
(
かく
)
さず
盲人
(
もうじん
)
に話して聞かせた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今は漁人となって余命を送るといえども、
何日
(
いつか
)
は身の罪を
償
(
あがの
)
うて再び
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
湿った
頁
(
ページ
)
を破けないように開けて見て、始めて都には今
洪水
(
こうずい
)
が
出盛
(
でさか
)
っているという報道を、
鮮
(
あざ
)
やかな活字の上にまのあたり見たのは、
何日
(
いつか
)
の事であったか、今たしかには覚えていないけれども
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今
(
いま
)
は
漁人
(
ぎよじん
)
となつて
餘命
(
よめい
)
を
送
(
おく
)
るといへども、
何日
(
いつか
)
は
身
(
み
)
の
罪
(
つみ
)
を
償
(
あがな
)
うて
再
(
ふたゝ
)
び
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“何日”で始まる語句
何日頃
何日比
何日迄
何日々々