“念懸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもひか25.0%
こころが25.0%
こゝろが25.0%
ねんが25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかなか消えもやらで身に添ふ幻を形見にして、又何日いつかは必ずと念懸おもひかけつつ、雨にも風にも君が無事を祈りて、心はつゆも昔にかはらねど、君が恨を重ぬる宮はここに在り。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
世に出でんことを念懸こころがけ、子鬼の角の
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
でむことを念懸こゝろが
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ごまめの目ほどの真珠を附けたる指環をだに、この幾歳いくとせ念懸ねんがくれどもいまだ容易に許されざる娘の胸は、たちまち或事を思ひ浮べて攻皷せめつづみの如くとどろけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)