“ねんが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年賀66.7%
年外16.7%
念懸16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
短躯小身たんくせうしんなりといへども、かうして新聞しんぶんから出向でむうへは、紋着もんつきはかまのたしなみはなくてなるまいが、ぱらつた年賀ねんがでなし、風呂敷包ふろしきつゝみ背負しよひもならずと、……ともだちはつべきもの
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
野球の間違は極く時稀ときたまだ。しかし山登りは年外ねんが年中犠牲を出している。今を何ういう時勢だと思う? 有為の青年が山へ登って命を捨てゝいられるか? 当局は事変中登山を
妻の秘密筥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ごまめの目ほどの真珠を附けたる指環をだに、この幾歳いくとせ念懸ねんがくれどもいまだ容易に許されざる娘の胸は、たちまち或事を思ひ浮べて攻皷せめつづみの如くとどろけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)