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上座
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じやうざ
ふりがな文庫
“
上座
(
じやうざ
)” の例文
そのうち
或
(
あ
)
る
日
(
ひ
)
上座
(
じやうざ
)
の
像
(
ざう
)
に
食事
(
しよくじ
)
を
供
(
そな
)
へて
置
(
お
)
いて、
自分
(
じぶん
)
が
向
(
む
)
き
合
(
あ
)
つて一しよに
食
(
た
)
べてゐるのを
見付
(
みつ
)
けられましたさうでございます。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
引立て拷問所へ引出し理左衞門は
上座
(
じやうざ
)
に直り是迄
屡々
(
しば/\
)
拷問に及べども
酢
(
す
)
の
蒟蒻
(
こんにやく
)
のと云
掠
(
かす
)
め今に白状致さぬ故今日は此理左衞門が自身に
拷問
(
がうもん
)
を見聞せん
強情
(
しぶとい
)
奴
(
やつ
)
めと一
調子
(
てうし
)
引上げコリヤ者共九助を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
見ると床の間の
上座
(
じやうざ
)
には作者の月郊君が坐つてゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
拾
(
ひろ
)
はれて
參
(
まゐ
)
つてから三
年
(
ねん
)
程
(
ほど
)
立
(
た
)
ちました
時
(
とき
)
、
食堂
(
しよくだう
)
で
上座
(
じやうざ
)
の
像
(
ざう
)
に
香
(
かう
)
を
上
(
あ
)
げたり、
燈明
(
とうみやう
)
を
上
(
あ
)
げたり、
其
(
その
)
外
(
ほか
)
供
(
そな
)
へものをさせたりいたしましたさうでございます。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
見ても何某と稱るゝ御殿醫先生ならんと思へば一同
敬
(
うやま
)
ひまづ此方へと
上座
(
じやうざ
)
へ
招
(
せう
)
すに元益更に辭する色なく
最
(
いと
)
鷹揚
(
おうやう
)
に
挨拶
(
あいさつ
)
して打ち通りつゝ座に附ば今日は
管伴
(
ばんたう
)
忠兵衞が不在なるに依り
帳場
(
ちやうば
)
にゐる主人長左衞門は立出て
敬々
(
うや/\
)
しく
挨拶
(
あいさつ
)
なしお
茶
(
ちや
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
かんじける
誠
(
まことに
)
正直
(
しやうぢき
)
理非
(
りひ
)
全
(
まつた
)
ふして
糸筋
(
いとすぢ
)
の別れたるが如くなりしとかや其後
正徳
(
しやうとく
)
六年四月
晦日
(
みそか
)
將軍家繼公
(
しやうぐんいへつぐこう
)
御多界
(
ごたかい
)
まし/\
則
(
すなはち
)
有章院殿と號し奉る御
繼子
(
けいし
)
無
(
なく
)
是によつて御三家より
御養子
(
ごやうし
)
なり
東照宮
(
とうせうぐう
)
に御
血脉
(
けつみやく
)
近
(
ちか
)
きによつて御三家の内にても
尾州公
(
びしうこう
)
紀州公
(
きしうこう
)
御兩家
御帶座
(
ごたいざ
)
にて則ち紀州公
上座
(
じやうざ
)
に
直
(
なほ
)
り給ふ此君
仁義
(
じんぎ
)
兼徳
(
けんとく
)
にまし/\
吉宗公
(
よしむねこう
)
と申
將軍
(
しやうぐん
)
となり給ふ
其後
(
そのご
)
諸侯
(
しよこう
)
の心を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“上座”の解説
上座(かみざ)とは、日本の室内に関するマナーにおいて、身分の高い人が座るところ。対義語は下座(しもざ)。概ね、入り口から最も遠い席が上座となり、以下入り口に近くなるにつれて下座となる。
なお、これはあくまでも日本において通用する文化であり、他の国では事情は異なる。日本国内においても上座・下座の意識には地域差があり、沖縄県においては主賓以外の序列はそれほど意識されないことが多い。
(出典:Wikipedia)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟