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三枚
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さんまい
給金をのこらず
夜具にかける、
敷くのが
二枚、
上へかけるのが
三枚といふ
贅澤で、
下階の
六疊一杯に
成つて、はゞかりへ
行きかへり
足の
踏所がない。
次の
朝霜は
白く
庭葢の
藁におりた。
切干の
筵は
三枚ばかり
其庭葢の
上に
敷いた
儘で、
切干には
氷を
粉末にしたやうな
霜が
凝つて
居て、
東の
森の
隙間から
射し
透す
朝日にきら/\と
光つた。
山邊の
赤人を、
桃の
花の
霞に
顯はし、それ
百人一首の
三枚めだ……
田子の
浦に
打出でて
見れば
白妙の——ぢやあない、……
田子の
浦ゆ、さ、
打出でて
見れば
眞白にぞ、だと
と
切符を
三枚頼むと、つれを
搜してきよろついた
樣子を
案じて、
赤帽君は
深切であつた。
……
聞いて、
眞實にはなさるまい、
伏木の
汽船が、
兩會社で
激しく
競爭して、
乘客爭奪の
手段のあまり、
無賃銀、たゞでのせて、
甲會社は
手拭を
一筋、
乙會社は
繪端書三枚を
景物に
出すと
言ふ。
“三枚”の意味
《名詞》
板など平たいものが三つあること。
魚の調理法の一つ。頭部を取り除き、背骨と両側の肉に切り分けること。三枚おろし。
(出典:Wiktionary)