“庭葢”の読み方と例文
読み方割合
にはぶた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次(かんじ)は態(わざ)と卯平(うへい)へ見(み)せつける樣(やう)に其(そ)の夜(よ)塒(とや)に就(つ)いた時(とき)其(そ)の鷄(とり)を籠(かご)に伏(ふ)せて、戸口(とぐち)の庭葢(にはぶた)の上(うへ)に三日(か)も四日(か)も置(お)いたのであつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おつぎは庭葢(にはぶた)の上(うへ)に筵(むしろ)を敷(し)いて暖(あたゝ)かい日光(につくわう)に浴(よく)しながら切干(きりぼし)を切(き)りはじめた。大根(だいこ)を横(よこ)に幾(いく)つかに切(き)つて、更(さら)にそれを竪(たて)に割(わ)つて短册形(たんざくがた)に刻(きざ)む。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
卯平(うへい)は清潔好(きれいずき)なのでむつゝりとしながら獨(ひとり)で居(ゐ)る時(とき)には草箒(くさばうき)で土間(どま)の軒(のき)の下(した)を掃(は)いては鷄(とり)が足(あし)の爪(つめ)で掻(か)き亂(みだ)した庭葢(にはぶた)の周圍(あたり)をも掃(は)きつけて置(お)いた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)