“赤帽君”の読み方と例文
読み方割合
あかばうくん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとばかりにはかぎらない。靜岡しづをかでも、三島みしまでも、赤帽君あかばうくんのそれぞれは、みなものやさしく深切しんせつであつた。——おれいまをす。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
五分ごふんあればにあひませう。」其處そこで、べつ赤帽君あかばうくん手透てすきるのを一人ひとりたのんで、そのぶん切符きつぷことづけた。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
後日ごじつ東京驛とうきやうえきかへつたとき居合ゐあはせた赤帽君あかばうくんに、その二十四——のをくと、ちやう非番ひばんやすみだとふ。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)