“めはなだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眼鼻立71.4%
目鼻立28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かみはまだおろさないで、金襴きんらん染絹そめぎぬの衣、腺病質せんびょうしつのたちと見え、き通るばかり青白いはだに、切りみ過ぎたかのようなはっきりした眼鼻立めはなだち、男性的なするどい美しさを持つ青年でした。
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
それからおかおは、どちらかといえばしもぶくれの面長おもなが眼鼻立めはなだちのうち何所どこかがとくてていともうすのではなしに、どこもかしこもよくととのった、まことに品位ひんいそなわった、立派りっぱ御標致ごきりょう
夕間暮ゆふまぐれなるまゆかげびんもつれたが、目鼻立めはなだちも判明はつきりした、容色きりやうのいゝのを一目ひとめると、あつ、と其處そこ飛脚ひきやく尻餅しりもちいたも道理だうりこそ。一昨年をとゝしくなつた女房にようばうであつた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たゞたまのしるしばかり、かみいとむすんでも、胡沙こさかぜかたみだれた、せ、かほやつれたけれども、目鼻立めはなだちのりんとして、口許くちもとしまつたのは、服裝なりうでも日本やまと若草わかくさ
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)