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眼鼻立
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めはなだ
ふりがな文庫
“
眼鼻立
(
めはなだ
)” の例文
手振り身振りの
鮮
(
あざ
)
やかさと、
眼鼻立
(
めはなだ
)
ちのキリヽとして
調
(
とゝの
)
つたのとは、町中の人々を感心さして、一種の
嫉
(
そね
)
みと
惡
(
にく
)
しみとを起すものをすら生じた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
眼鼻立
(
めはなだ
)
ちも同じやうに
整
(
とゝの
)
つてゐた。けれども彼女の表情には、何處となく打ち解けない所があり、態度にも
淑
(
しと
)
やかな
裡
(
うち
)
にいくらか隔てがあつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
髪
(
かみ
)
はまだ
下
(
おろ
)
さないで、
金襴
(
きんらん
)
、
染絹
(
そめぎぬ
)
の衣、
腺病質
(
せんびょうしつ
)
のたちと見え、
透
(
す
)
き通るばかり青白い
肌
(
はだ
)
に、切り
込
(
こ
)
み過ぎたかのようなはっきりした
眼鼻立
(
めはなだ
)
ち、男性的な
鋭
(
するど
)
い美しさを持つ青年でした。
鯉魚
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
それからお
顔
(
かお
)
は、どちらかといえば
下
(
しも
)
ぶくれの
面長
(
おもなが
)
、
眼鼻立
(
めはなだ
)
ちの
中
(
うち
)
で
何所
(
どこ
)
かが
特
(
とく
)
に
取
(
と
)
り
立
(
た
)
てて
良
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
すのではなしに、どこもかしこもよく
整
(
ととの
)
った、まことに
品位
(
ひんい
)
の
備
(
そな
)
わった、
立派
(
りっぱ
)
な
御標致
(
ごきりょう
)
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
少年はいい絹ものらしい着物を無造作に着て、
眼鼻立
(
めはなだ
)
ちの揃った顔を自然に放置していた。いくら写真を撮し慣れた人でも、これくらい写真機に対して自然に撮させた顔も
尠
(
すく
)
なかろう。
みちのく
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
鼻
常用漢字
小3
部首:⿐
14画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“眼鼻”で始まる語句
眼鼻
眼鼻口