“じやうきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上京66.7%
状況11.1%
状况11.1%
貞享11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分じぶん病氣びやうきはその上京じやうきやうして、すぐに結核性けつかくせい關節炎くわんせつえんだといふことがわかつたのだと、まちは、ふとをつとかほながらかんがへた。そのとき、まちはもはやあがることが出來できなかつた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
地震直後ぢしんちよくごから大正たいしやう十三四ねんごろまでのやうに十ドル以上いじやうさがつたこともあるけれども、平均へいきんしてづ四乃至ないしさがつてると状況じやうきやうである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
何故なぜかならば爲替かはせ見通みとほしのごときことは、多數たすう商人しやうにん多數たすう經濟界けいざいかいひとには理解りかい仕惡しにく問題もんだいであり内國市場ないこくしぢやう状況じやうきやうばかりでこれ判斷はんだん出來できぬ。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
勘次かんじとなくとなく田畑たはたあるいて只管ひたすらこゝろなやましたが、やうや自分じぶん田畑たはた作物さくもつわづか損害そんがいをはつたことをたしかめたときかれ激甚げきじん被害地ひがいち状况じやうきやう傳聞でんぶんして自分じぶんむしさいはひであつたことをひそかよろこんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
矢場が魔窟まくつになつたのは、天保以後から明治にかけてのこと、貞享じやうきやう、元祿、享保——の頃は、なか/\品格の高い遊戯で、矢取女も後の矢場女のやうなものではありません。