“魔窟”の読み方と例文
読み方割合
まくつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こちらへ着くとその日さっそく、わたしは方々の魔窟まくつを歩き回ってみました。何しろ七年ぶりなので、いきなり飛びかかったわけで。
今日の浅草千束町せんぞくちょう、慶安時代には何といったか? 洗足町せんぞくちょうといったらしい。今日も千束町は魔窟まくつだが、その時代も魔窟であった。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
魔窟まくつのことだ。こうしたことを打ちあける照子は、思いがけない出現をした俺をケムったがってはいないことはたしかだ。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)