“まくつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
魔窟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一にリンピイは、マルガリイダという五十近い妻と一しょに、市の山の手バイロ・アルトに独特の考案になる魔窟まくつをひらいていた。
「ままになるならこの丸髷まるまげを、元の島田にしてみたい」位なもので、東京の真中まんなか、新橋や赤坂等の魔窟まくつで、小生意気なハイカラや醜業婦共の歌う下劣極まる唄に比すれば
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
矢場が魔窟まくつになつたのは、天保以後から明治にかけてのこと、貞享じやうきやう、元祿、享保——の頃は、なか/\品格の高い遊戯で、矢取女も後の矢場女のやうなものではありません。