“じけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自頸14.3%
字形14.3%
慈恵14.3%
慈惠14.3%
自剄14.3%
自慶14.3%
自經14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山背大兄王は胆駒をで、従容しょうようとして斑鳩寺いかるがのてら(法隆寺)に入られる。やがて入鹿の軍勢が寺を包囲したとき、侍臣をして「吾が一身をば入鹿にたまふ」と告げられ、一族とともに自頸じけいされたのである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
さきに上宮太子の御子山背大兄王やましろのおいねのみこは、蘇我入鹿の軍に襲われたとき、御一身のため万民をわずらわすを慎しみ給い、「身をて国を固くせむは、また丈夫ますらをならざらむや」と法隆寺に自頸じけいされたのであったが
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
シラチブチはもとの小貝川がSの字形じけいに流れたまがの名で、渦を卷いて澱んでゐる頃は一の繩が下までとゞかぬと言はれた。
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
それでぼうさんが代筆だいひつをして、バルブレンのはいっている慈恵じけい病院の司祭しさいにあてて、手紙を出すことにした。
なんゆへに、婬賣いんばい女につみおこな資本しほんりながら、香水料こうすいりよう慈惠じけいせしや、なんゆへ少娘むすめ困厄こんやくせしめし惡漢あくかんをうちひしぐなどの正義せいぎありて、しかしておのみづかひところすほどの惡事あくじせしや
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
龐涓はうけんみづから・きはまりへいやぶるるをり、すなは(五七)自剄じけいしていはく、『つひ(五八)豎子じゆしせり』と。せいつてかちじようじてことごと其軍そのぐんやぶり、太子たいししんとりこにし(五九)かへる。
「驚きと自慶じけいでございます。もう退つてもいゝと仰しやつたと存じますが。」
〔譯〕惻隱そくいんの心へんすれば、民或はあいおぼれ身をおとす者有り。羞惡しうをの心偏すれば、民或は溝涜かうとく自經じけいする者有り。辭讓じじやうの心偏すれば、民或は奔亡ほんばう風狂ふうきやうする者有り。