“きじつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忌日90.0%
期日10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蕪村(ぶそん)は天明(てんめい)三年十二月二十四日に歿したれば節季(せっき)の混雑の中にこの世を去りたるなり。しかるにこの忌日(きじつ)を太陽暦に引き直せば西洋紀元千七百八十四年一月十六日金曜日に当るとぞ。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
秋暑(しゅうしょ)の一日(いちにち)物かくことも苦しければ身のまはりの手箱用箪笥(ようだんす)の抽斗(ひきだし)なんど取片付るに、ふと上田先生が書簡四、五通をさぐり得たり。先生逝(ゆ)きて既に三年今年の忌日(きじつ)もまた過ぎたり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
たゞ此(この)秘密造船所(ひみつぞうせんじよ)を出(い)づる前(まへ)に、一言(ひとこと)聽(き)きたきは、海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)の竣成(しゆんせい)の期日(きじつ)と、此(この)艇(てい)の如何(いか)に命名(めいめい)されるかとの點(てん)である。大佐(たいさ)は私(わたくし)の問(とひ)に對(たい)して、悠々(ゆう/\)と鼻髯(びせん)を捻(ひね)りつゝ
今(いま)吾等(われら)は、重大(ぢゆうだい)の使命(しめい)を帶(お)びながら、何時(いつ)大陸(たいりく)へ着(つ)くといふ目的(あて)も無(な)く、此儘(このまゝ)に空中(くうちう)に漂蕩(へうたう)して居(を)つて、其間(そのあひだ)に空(むな)しく豫定(よてい)の期日(きじつ)を經※(けいくわ)してしまつた事(こと)ならば、後悔(こうくわい)臍(ほぞ)を噛(か)むとも及(およ)ぶまい。
兎(と)も角(かく)も、目下(もつか)の急(きふ)丈(だ)けを、かの軍艦(ぐんかん)に助(たす)けられて、何處(いづこ)でもよい、最近(さいきん)の大陸地方(たいりくちほう)に送(おく)り屆(とゞ)けて貰(もら)つたならば、其後(そのゝち)は必死(ひつし)に奔走(ほんさう)して、如何(どう)にかして、豫定(よてい)の期日(きじつ)までに約束(やくそく)の凖備(じゆんび)を整(とゝの)へて