“秋暑”の読み方と例文
読み方割合
しゅうしょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此頃のくせで、起き出る頃は、いつ満目まんもくきり。雨だなと思うと、朝飯食ってしまう頃からからりとれて、申分なき秋暑しゅうしょになる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
秋暑しゅうしょ一日いちにち物かくことも苦しければ身のまはりの手箱用箪笥ようだんす抽斗ひきだしなんど取片付るに、ふと上田先生が書簡四、五通をさぐり得たり。先生きて既に三年今年の忌日きじつもまた過ぎたり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)