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錢
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あし
ふりがな文庫
“
錢
(
あし
)” の例文
新字:
銭
祖母
(
おばあ
)
さんが
朴
(
ほほ
)
の
木
(
き
)
の
葉
(
は
)
で
包
(
つゝ
)
んで
下
(
くだ
)
さる
※
(
あつ
)
い
握飯
(
おむすび
)
の
香
(
にほひ
)
でも
嗅
(
か
)
いだ
方
(
はう
)
が、お
錢
(
あし
)
を
出
(
だ
)
して
買
(
か
)
つたお
菓子
(
くわし
)
より
餘程
(
よほど
)
おいしく
思
(
おも
)
ひました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
味噌こし下げて端たのお
錢
(
あし
)
を手に握つて米屋の門までは嬉しく驅けつけたれど、歸りには寒さの身にしみて手も足も
龜
(
かじ
)
かみたれば五六軒隔てし溝板の上の氷にすべり
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「お光つあん、物は何んでも拵へるより潰す方が樂やいふけど、井戸ばツかりは掘るより埋める方が手間がかゝりますてな。在所の井戸はまだえゝが、町の井戸になると第一土がおまへんさかいな、埋めるのは掘るよりお
錢
(
あし
)
がたんと要りますんやて。」
兵隊の宿
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
父
(
とう
)
さんの
幼少
(
ちひさ
)
な
時分
(
じぶん
)
には、お
錢
(
あし
)
といふものを
持
(
も
)
たせられませんでしたから、それが
癖
(
くせ
)
になつて、お
錢
(
あし
)
は
子供
(
こども
)
の
持
(
も
)
つものでないと
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
ましたし
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
味噌
(
みそ
)
こし
下
(
さ
)
げて
端
(
はし
)
たのお
錢
(
あし
)
を
手
(
て
)
に
握
(
にぎ
)
つて
米屋
(
こめや
)
の
門
(
かど
)
までは
嬉
(
うれ
)
しく
驅
(
か
)
けつけたれど、
歸
(
かへ
)
りには
寒
(
さむ
)
さの
身
(
み
)
にしみて
手
(
て
)
も
足
(
あし
)
も
龜
(
かじ
)
かみたれば
五六軒
(
ごろくけん
)
隔
(
へだ
)
てし
溝板
(
どぶいた
)
の
上
(
うへ
)
の
氷
(
こほり
)
にすべり
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
『お
錢
(
あし
)
を持ちながら遣るのかい。そこに置いたら可いぢやないか。私が見てるから大丈夫だ。』
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
お
家
(
うち
)
からお
錢
(
あし
)
を
貰
(
もら
)
つて
行
(
い
)
つて
何
(
なに
)
か
買
(
か
)
ふのは、
村
(
むら
)
の
祭禮
(
おまつり
)
の
時
(
とき
)
ぐらゐのものでした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
錢
部首:⾦
16画
“錢”を含む語句
金錢
小遣錢
剩錢
錢湯
釣錢
一錢
二錢
五十錢
賽錢
鐚錢
十錢
賃錢
賽錢箱
永樂錢
錢金
五錢
小錢
木戸錢
文久錢
六文錢
...