トップ
>
述
>
のぶ
ふりがな文庫
“
述
(
のぶ
)” の例文
今日学務においてもっとも大切なることなれば、いささか余が所見を
述
(
のぶ
)
ること左の如し。各地方小学教師のために備考の一助ともならば
幸甚
(
こうじん
)
のみ。
小学教育の事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
是小弟長く浪遊して仕禄を求めず、半生労苦辞せざる所、老兄ハ小弟を愛するもの故、大略を
述
(
のぶ
)
。御察可
レ
被
レ
下候。
手紙:039 慶応二年十一月 溝淵広之丞あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
皆その習うところに
癖
(
へき
)
するもの、まことに人情の常なり。これをもって今ここにこの文を述るのみ。平仮名のごとき、すでに書あり。その序、ほぼその意を
述
(
のぶ
)
べし。
平仮名の説
(新字新仮名)
/
清水卯三郎
(著)
ものすることいと
訝
(
いぶか
)
しきに似たりと
雖
(
いえど
)
もまた
退
(
しりぞ
)
いて考うれば
単
(
ひとえ
)
に
叟
(
おじ
)
の
述
(
のぶ
)
る所の深く人情の
髄
(
ずい
)
を
穿
(
うが
)
ちてよく
情合
(
じょうあい
)
を写せばなるべくたゞ人情の
皮相
(
ひそう
)
を写して死したるが如き文を
怪談牡丹灯籠:01 序
(新字新仮名)
/
坪内逍遥
(著)
石
(
いし
)
を
引
(
ひ
)
き截り石を缺き减らす爲には石斧製造の
條下
(
ぜうか
)
に
述
(
のぶ
)
べしが如き方法行はれしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
▼ もっと見る
しかれどもこれ
中人
(
ちゅうじん
)
以上、家道やや豊富なる者につきてその理を
述
(
のぶ
)
るなり。なんとなれば文明の国といえども、父母たるもの、家において十分によくその子女を訓育する者
稀
(
まれ
)
なり。
教育談
(新字新仮名)
/
箕作秋坪
(著)
彼れが秘密を見現すは今なり、と余は思切ッて同行せざるの遺憾を
述
(
のぶ
)
るに「
爾
(
そう
)
さ、なに構うものか、来るなら一緒にお
出
(
いで
)
なさい、随分面白いかも知れませぬから」
斯
(
か
)
く聞きて余は嬉しさに
心
(
こゝろ
)
迫
(
せ
)
き
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
突
(
つき
)
私共は紅屋庄藏大和屋三郎兵衞と申て當町の者なり何卒
急速
(
きふそく
)
に常樂院樣に御目
通
(
とほ
)
り願ひ相
伺
(
うかゞ
)
ひ度儀ありて
推參
(
すゐさん
)
仕れり此段御取次下さるべしと
慇懃
(
いんぎん
)
に相
述
(
のぶ
)
れば藤代要人は承知し中の口に控させ此趣きを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あるいは
曰
(
いわく
)
、
爾
(
なんじ
)
この編を
述
(
のぶ
)
る、何ぞ平仮名をもってせざる。曰、
唯々否々
(
いいひひ
)
、わが平仮名の説のごとき、ただ後進の人に便するのみ。この編のごとき、ひとえに学者に謀るものなり。
平仮名の説
(新字新仮名)
/
清水卯三郎
(著)
学校設立の説を
述
(
のぶ
)
る者あり、文字改革の議を発する者あり。
学者安心論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
仰
(
おほ
)
せ付られ御助け下さる
樣
(
やう
)
願
(
ねが
)
ひ上げ奉りますと
述
(
のぶ
)
れば武士一人
殘
(
のこ
)
りて夫は
不便
(
ふびん
)
の事なり今に此所御
通行
(
つうかう
)
相成時怖れずと委細に申上よと云ひければ兩人は
歡
(
よろこ
)
びて今や
遲
(
おそ
)
しと
待居
(
まちゐ
)
る處へ宿役人
大勢
(
おほぜい
)
領主々々
(
りやうしゆ/\
)
の役人先を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
取出しヤッと髪の毛の性質だけ調べ上げました(荻)無駄事は成る可く省いて簡単に
述
(
のぶ
)
るが好いぜ(大)ハイ無駄事は申しません先ず肝腎な縮れ毛の訳から云いましょう髪の毛の縮れるには夫だけの原因が無くては
成
(
なら
)
ぬ
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
述
(
のぶ
)
る
程
(
ほど
)
に傳吉も是迄の艱難を物語り偖五時頃皆々
暇
(
いとま
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“述”の意味
《名詞》
(じゅつ) 述べること。また、述べ説かれたことを書きとったもの。
(出典:Wiktionary)
述
常用漢字
小5
部首:⾡
8画
“述”を含む語句
述懷
申述
前述
述作
述懐
陳述
叙述
著述
御述懐
略述
述斎
口述
記述
縷述
可申述
述立
述而不作
代女述意
祖述
林述斎
...