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趙
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ちょう
ふりがな文庫
“
趙
(
ちょう
)” の例文
すると
趙
(
ちょう
)
の長者は、大いにまごついて、坐りかけた身を起し、禅椅に
倚
(
よ
)
っている魯達のそばへきて、彼の耳へ口をよせてささやいた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ちょうどいいところでした。僕、話したいことがあるんで会いたかったんです」と玄は、本郷の
趙
(
ちょう
)
のところへ来てくれと言った。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
おそるべき強敵——自然の強敵にも劣らない、おそるべき
趙
(
ちょう
)
一味の陰謀も、英夫や、祥子や宮崎運転士の活躍で未然に防ぐことが出来た。
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
事の実際をいえば
弱宋
(
じゃくそう
)
の大事すでに去り、百戦
必敗
(
ひっぱい
)
は
固
(
もと
)
より疑うべきにあらず、むしろ
恥
(
はじ
)
を
忍
(
しの
)
んで一日も
趙
(
ちょう
)
氏の
祀
(
まつり
)
を
存
(
そん
)
したるこそ利益なるに似たれども
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
それから五、六日を過ぎないうちに、王確は酔って
襄
(
じょう
)
という所へ出かけた。帰りには日が暮れて、
趙
(
ちょう
)
という村まで来かかると、路のまんなかで兄の王に出逢った。
中国怪奇小説集:12 続夷堅志・其他(金・元)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
「
孟公綽
(
もうこうしゃく
)
は、たとい
晉
(
しん
)
の
趙
(
ちょう
)
家や
魏
(
ぎ
)
家のような大家であっても、その家老になったらりっぱなものだろう。しかし、
滕
(
とう
)
や
薜
(
せつ
)
のような小国でも、その大夫にはなれない人物だ。」
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
北は
趙
(
ちょう
)
魏
(
ぎ
)
燕
(
えん
)
晋
(
しん
)
から、西は
※岐
(
ぶんき
)
まで足を延ばした。
商於
(
しょうお
)
を
歴
(
へ
)
て洛陽に至った。南は
淮泗
(
わいし
)
から
会稽
(
かいけい
)
に入り、時に
魯中
(
ろちゅう
)
に家を持ったりした。斉や魯の間を往来した。梁宋には永く滞在した。
岷山の隠士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一度彼は
趙
(
ちょう
)
と名乗っていたようであったが、それも二日目にはあいまいになった。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
趙
(
ちょう
)
の
邯鄲
(
かんたん
)
の都に住む
紀昌
(
きしょう
)
という男が、天下第一の弓の名人になろうと志を立てた。
己
(
おのれ
)
の師と
頼
(
たの
)
むべき人物を物色するに、当今弓矢をとっては、名手・
飛衛
(
ひえい
)
に
及
(
およ
)
ぶ者があろうとは思われぬ。
名人伝
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
開封府
(
かいほうふ
)
に居らしめ、第六子
楨
(
てい
)
を
楚
(
そ
)
王とし、
武昌
(
ぶしょう
)
に居らしめ、第七子
榑
(
ふ
)
を
斉
(
せい
)
王とし、
青州府
(
せいしゅうふ
)
に居らしめ、第八子
梓
(
し
)
を封じて
潭
(
たん
)
王とし、
長沙
(
ちょうさ
)
に
居
(
お
)
き、第九子
杞
(
き
)
を
趙
(
ちょう
)
王とせしが、
此
(
こ
)
は三歳にして
殤
(
しょう
)
し
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
昔、
廉頗
(
れんぱ
)
は年八十に及んで、なお米一斗、肉十
斤
(
きん
)
を食い、天下の諸侯、これをおそれ、あえて
趙
(
ちょう
)
の国境を犯さなかったといいます。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
趙
(
ちょう
)
のやつかね、はっはっは、あいつはきっと仕返しをしてやるといってるよ、日本の艦隊の行動を探って来たことで、まあ、帳消しにしてやるんだね」
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
毛の長い方は、かねて瀬川からきいていた鮮人の社会主義者で
玄
(
げん
)
というのであるが、普通には日本名前の松本で通っていた。今一人の背の高い方は玄の友達で
趙
(
ちょう
)
さんというのであった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
それから
斉
(
せい
)
や
趙
(
ちょう
)
に遊んだ。
岷山の隠士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
趙
(
ちょう
)
の長者も、かねがね娘の話を聞いて、いたくあなたさまの義侠に感じておいでだったのに、なにか勘違いでもなすったに違いございません。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ジャンクの船頭は、香港で、
趙
(
ちょう
)
という仲間の者に祥子を紹介してくれた。
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
集まった銀細工師の
姚次
(
ようじ
)
、葬具屋の
趙
(
ちょう
)
四郎、酒屋の
胡正
(
こせい
)
、菓子屋の
張
(
ちょう
)
爺
(
じい
)
さんなど、どれもこれもただ、眼をまじまじ、硬くなっているだけだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「へえ? ……なぜです。どうして支那の帝王を決めるのに、昔から
秦
(
しん
)
や
趙
(
ちょう
)
や
燕
(
えん
)
などの
国境
(
さかい
)
を侵して、われわれ漢民族を
脅
(
おびや
)
かしてきた異国の匈奴などと相談する必要があるのですか」
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
趙
漢検1級
部首:⾛
14画
“趙”を含む語句
趙甌北
趙季和
趙雲
趙州
趙翼
趙簡子
趙高
趙再思
趙痩
趙氏
趙子昂
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趙鼎
燕趙悲歌
趙壁随珠
...