“胡正”の読み方と例文
読み方割合
こせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに早や、小役人あがりの酒屋の胡正こせいは「……こいつは、あぶない」と勘づいたらしく、浮き腰を上げて、辞しかけた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
集まった銀細工師の姚次ようじ、葬具屋のちょう四郎、酒屋の胡正こせい、菓子屋のちょうじいさんなど、どれもこれもただ、眼をまじまじ、硬くなっているだけだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なんのことやら、わけはわからないが、自然、小役人上がりの胡正こせいの顔へ、みんなの横眼がうごいていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)